大学院 フランス文学専攻
入試案内

Cursus de troisième cycle de langue et littérature françaises

大学院入学試験について

 大学院の入学試験は、毎年、秋季と春季の2度行われます。
<秋季入試>は、9月上旬に出願、9月中旬から下旬に試験、また、<春季入試>は1月下旬に出願、2月中旬から下旬に試験を行いますが、必ず事前に 学習院大学の入試情報のページ で、その年の正確な日程を確認してください。
<秋季><春季>とも、文法の基礎を固め直し、これまで習ったフランス語の文章を復習し、文学史をおさらいするという基本的なトレーニングを地道に行うことが良い結果につながるでしょう。


秋季入試

 この時点で学部4年の学生は筆記試験のみで成績を判定します。
 すでに卒業した学生については、卒業論文やそのレジュメを提出してもらい、内容の審査を成績判定に加味します。論文のアイデア、構成力、論理性、文章の明晰さなどが、内容審査の対象となります。

筆記試験の内容は:

  1. ある程度の長さをもったフランス語の文章を日本語にする仏文和訳。文章全体の流れをつかめるかどうかというフランス語の理解力と、それを日本語にする表現力とが問われます。
  2. その文章についての設問。内容や文法をきちんと理解しているかが問われます。

 筆記試験のあとで面接試験を行います。内容は主に、筆記試験の結果や、将来の研究計画などに関するものになるでしょう。フランス人教員によるフランス語のごく簡単な質問にもフランス語で答えていただきます。


春季入試

卒業論文(もしくはそれに代わるもの)の審査と筆記試験を行います。卒論の内容審査の基準は、秋季入試と同じです。

筆記試験の内容は:

  1. ある程度の長さをもったフランス語の文章を日本語にする仏文和訳。文章全体の流れをつかめるかどうかというフランス語の理解力と、それを日本語にする表現力とが問われます。問題は2題で、17世紀を中心とした古典的な文章と現代文がそれぞれ出題されます。ただし、博士課程前期と後期では、難しさの程度の異なる問題を出します。
  2. 和文仏訳。直訳する必要はなく、文章の内容をつかんでフランス語に移せばよいのです。

筆記試験のあとで面接試験を行います。内容は主に、筆記試験の結果や、将来の研究計画などに関するものになるでしょう。フランス人教員によるフランス語のごく簡単な質問にもフランス語で答えていただきます。