Professeurs

吉田 加南子 教授

yoshida.jpg■研究テーマ: フランス詩


■研究領域

 詩を中心としたフランス現代文学を専攻しています。詩だけではなくデュラスなどの小説にも関心があるので、こういう言い方をしているのですが...
  第二次世界大戦後に活動を始めた詩人たちは、まだ少年だった戦争中の経験を人間の存在の深いところで受けとめ、詩を、絶望を希望に、苦しみを愛へと転化する場として生き、大きな世界をひらきました。なかでも抜きん出た存在であるデュブーシェ、またデュパンなどの世代の詩が、私の関心・研究の中心です。そしてフランス(語)の詩が、この大きな成果に至るまでの詩の中でも、彼らに影響を与えている19世紀のランボーなどの詩人に、そしてまたデュブーシェの世代以降の詩の展開へと、関心が広がっています。
  著作に『詩のトポス』、『言葉の向こうから』、『幸福論』、翻訳に『デュブーシェ詩集』、デュラス『アガタ』、サガン『サラ・ベルナール』、『フランス詩大系』(共訳)など。詩集に『定本 闇』(高見順賞)、『吉田加南子詩集』など。


■私の授業

 上記デュブーシェ、デュパン、ランボーなどの他に、年度によって、ヴィニー、ルヴェルディ、シュペルヴィエル、シャールなど、19世紀、20世紀の重要な詩人の作品を読み、並行して、フランスの詩史の流れ、またそうした詩人たちの日本の近代現代文学との関わりをその媒介である翻訳という仕事も含めて勉強しています。