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ティエリ・マレ 教授

mare.jpg■研究テーマ: フランス文学全般

■略歴

  多くの生きているものと同じように、私も生まれてはみましたが、すべての人がアミアンで生まれたというわけではなく、アミアンで生まれたすべての人が1957年の10月3日に生まれたというわけでもありません。
  私は初等教育と中等教育の大体はリヨンで修了し、1975年に大学入学資格を得ました。リヨンのリセ・ド・パルクでの高等師範学校準備学級一年次と二年次を修了した後、ユルム街の高等師範学校に入学し(1977年度入学生)、1981年まで学生でした。1987年には古典文学の学士号を取得、1980年には古典文学の修士号を取得(ロベール・モジーの指導のもと、「ポール・クローデルの戯曲作品におけるト書き」について)しました。1980年には高等教育教授資格の試験に合格しましたが、フランス文学においてです。1981年にはベルナール・ドルトの指導で博士課程専門研究課程の論文を作成しました。この論文は、「20世紀フランス演劇における日本演劇の影響」についての博士論文の第一歩というわけでしたが、博士論文は完成しませんでした。
  次いで私はダブリンのトリニティー・カレッジのフランス語講師をしました。セーヌ・マリティーム県の高校でも一年間フランス文学の教師を勤めました。
  1987年に学習院大学フランス文学科の招聘で来日し、そこで現在教授であり年老いつつある、または年老いました。私の人生の要約はここまでで充分と言っておきましょう。

 
■研究業績

 論文
1979年 Théâtre/Public、 21、パリ:「彼らはパティオに座っていた」
1986年 朝日出版、『白井健三郎記念論文集』、東京:「演劇的反復」
1987年 『学習院大学文学部研究年報』33、東京:「Icareのvolについて」
1988年 Seuil 社、Poétique、76 号、パリ:「漫画においてどのように時間が流れているか」
1989年 岩波書店、『文学』57 、東京:「言葉の劇」(後平 隆訳)
1989年 りんせん書房、Equinoxe、4号、京都:「善人、悪人」
1995年 青土社、『ユリイカ』7、東京:「言葉遊び、同時代ゲーム」(原田 佳彦訳)
1995年 『学習院大学文学部研究年報』42、東京:「Art」という間に
1996年 『現代詩手帳』7、東京:「メショニックにおける価値と体系」(堀内 ゆかり訳)
1998年 『学習院大学文学部研究年報』45、東京:「ダヴィデとフランソワ―クレマン・マロによる『三十詩編』の献辞について」
2000年 みすず書房、『友情の微笑み 山崎庸一郎古希記念』、東京:「ペトラルカを訳すマロ」
2001年 東京日仏会館、『恵比寿』特別号25、東京:「文字通り詩法」

 対談
1995年『ユリイカ』12号、ドゥニ・ロッシュと対談(水野 雅司訳)『『テルケル』・文学・写真』
1996年『ユリイカ』7号、ジャック・ルボーと対談(堀内ゆかり訳)『存在しないと言わなければならないものがある』
1997年『ユリイカ』8号、フロランス・ドゥレーと対談(堀内ゆかり訳)
2001年『ユリイカ』1号、ピエール・アルフェリ、アニエス・ディッソンと対談(大野麻奈子訳)『世界の物体は言葉である』

 フィクション
小説:「聖なる時間」ガリマール 1991年
短編小説:「愛の汚いおてて」ガリマール、NRF、1991年2月
小説:「地獄での出会い」ガリマール 1992年
小説:「愛、遥かなる」ガリマール 1994年
短編:「お釈迦さんのご善行」文学誌ケー・ヴォルテール12号、1994年秋
短編:「私国趣味について」高等師範卒業生時報、2001年9月

 翻訳
1991年 フィリップ・ピキエ社 大岡昇平「武蔵野夫人」
1996年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第21号、清原康正「1995年の日本文学展望ー逃避の文学」
1996年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第21号 川村湊『稲葉真弓の「声の娼婦」』
1996年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第21号 吉原幸子「愛の後の季節」
1997年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第22号 菅野昭正「1996年の日本文学展望(第一部)」
1997年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第22号 佐江衆一「一会の雪」
1997年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第22号 伊藤和彦「海号の歌」
1998年 日本ペン・クラブ「今日の日本文学」第23号 山田詠美 「4U」

 教育
1989年 『フランス座の秘密』白水社(水野綾子と共著)
1993年4月―1994年3月 白水社『ふらんす』掲載 「右往左往のフランス語」(梅平昌司、梅平節子と共同)

 共著
2001年 『フランス成句の宝庫―成句に見るフランス文明』総合法令出版 (篠沢秀夫と共著)